今回は仕事繋がりの方と初めての同行する釣行となりました。
天気予報によると波風共に安定しており、前日までの風の影響からうねりが多少心配される位のレベルです。
4:00に待ち合わせし、出艇準備開始。
既に現地には数組のボーターがおり、出艇時に情報交換します。
まずはエントリーポイントより出艇ですが、思いのほか波打ち際が芳しくありません。
波のタイミングを計り無事出艇。
毎回この瞬間と帰着が緊張しますね。
慣れる事がない方が良いとも思いますが。
さて、今回の同行者は、今年からショアからロックフィッシュを始めて、オフショア釣行は初めての方だったので、当然装備やルアーなど限られた条件での参戦です。
手持ちのタックルから出来るだけの準備を行い臨んでおりますが、こういう釣行はお互いにドキドキしますね。(笑)
同行者のタックルは、D社の8fハードロック用ロッド+D社リール3000番ハイギア仕様にPE2号を巻いており、ターゲットはヒラメ・根魚を想定して、ワームやジグを準備してもらいました。
攻められたとして水深40~50mラインと規定し、まずはオフショアの誘い方などに慣れてもらうべく、(教えられる事など無いのですが)途中の浅場にてレクを兼ねた実釣開始です。
もはやお馴染みの【大漁くんデラックス】を投入し計測すると水深約23m。
まずはワンピッチに慣れてもらうべく、具体的な動作を説明します。
「そのロッドだとブリがかかるときついね~」などと会話しながら、まずはこんな感じと私がやって見せた後、ワームリグを落としてもらいます。
私もショアキャスティングタックルを持ち込んでおり、同行者と近い装備でジグを結び落とし込みます。
ちなみに今回の私のロッドは、札幌市内の某釣具店が今年初頭に閉店した際のセールで入手した、メジャークラフト社N-ONE シーバスカテゴリーMクラスです。
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/4411
購入してから実は初使用です。
メージャークラフトのMクラスは個人的に好きで使用しておりますが、過去実績を考慮してもかなりのバーサタイルロッドだと思っています。
ルアーはこれまたお馴染みのima fox tail 40g、カラーは今年の限定カラーらしいアカキングローベリーを結びました。
着底後、ロッドの感触を確認します。
6月のヒラメ釣果は、アブガルシア社の同じくシーバスカテゴリーMクラスでしたが、
https://www.purefishing.jp/product/abugarcia/salty-style-seabass.html
それと比較して、ロッド全体で負荷を感じるような大掛かりな感じがします。
アブはもっとファーストな先端の感覚が敏感で取り回しが軽い感じですが、これはもっとどっしりした感じというか、重厚なイメージを持ちました。
これはある程度大きな負荷でも大丈夫そうだな等と考えていると、魚探がボトム付近に反応を示しました。
底の方に何かいるかも~と話して、着底したルアーを底切りしワンピッチで誘った数回目、ズシッと重くなりリールが止まります。
新品ルアーなのに根掛かりしちゃった?(汗)
ボトムから離していたし、ここは飛び根なんかなかった様な…
とロッドをあおると生命反応が。
何か掛かった!と同行者に伝えファイト開始です。
重量感は中々、多少頭を振っている感じがあり、大きめのアブラコかもねと話しておると、
ジーッと急激に走り出します。
えっ、こんな浅場で?
なんならショアから届く距離です。
でもまぁ、沼前岬とかも20~30mだし可能性なくはないのか、と改めて青物として認識しやり取りします。
最近水深に関する感覚がバカになってきてますね。(笑)
数回の走りをいなし、ファイト中のドラグ調整も適切に行えたからでしょうか、不安感なく同行者のタモ入れで無事キャッチです!
沖上がり後計測、尾叉長75cm。
若干小さめですが、ニューロッドに無事入魂しました。(シーバスロッドですが。)
本投稿のカテゴリーは【オフショア】ブリとしてますが、やってることはほぼショアキャスティングですねぇ。(笑)
imaのfox tailですが、マスもヒラメも青物もお世話になってますね。
メーカーもそんなつもりで出してはいないと思いますが。
しかし段差フック2本掛かりの内1本が少々伸ばされており、長引くと危なかった様です。
無事キャッチ出来てよかった!
現場でお腹を開けましたが、抱卵してる雌の個体でした。
リリースすれば良かったかな…と若干反省しつつも、雌雄でファイトの強烈さが変わるのかな?とも思いました。
2年前にオフショアタックルでキャッチしたほぼ同サイズの雄は、ファイトにもっと苦労した記憶があります。
(去年は釣れなかったので、記憶の中で脚色されているかもしれません…)
とにかく、これで堂々と「ほら!いたでしょ?」と胸をはれる事となり、更に岬側へ舵を切ります。(笑)
あー、良かった。
途中の30~40mラインで同行者に良型のソイを釣ってもらい、いよいよ50mラインかというところで彼に異変が。
「t@nk!さん、ちょっと具合悪いです…」
念の為、酔い止めも飲んでもらっていたのですが、前日までの風の名残でしょう、確かに大きいうねりがある状況下でした。
しばらく様子を見ましたが、体調に回復の兆しなく、6:00頃に無念の帰着となりました。
1.2馬力の非力エンジンで約20分で出艇場所まで戻り、同行者とブリを降ろして再出艇です。
再度沖合に向かう途中、足漕ぎのカヤックアングラーとすれ違い、釣果を伺うと明らかに私よりも大きなブリが!
「あの船団の辺りで釣れてるよ」とアドバイスをもらい、気が付けば沖合に出来ていた遊漁船とボートが集合している場所めがけて移動を開始します。
おー、確かにいっぱいいる!
大体20~30艇でしょうか。
ポイント到着時にも数組がファイト中でした。
魚探を見ると、ボトムとトップに物凄い反応です。
これはお魚のお裾分け先を考えないとな~。
と考える事、約2時間。
手を変え品を変え、
全然釣れません。(笑)
時合いでしょうか。
勿論私のへたくそなジギングで釣れのはまだしも、周囲の船団も途端にアタリなく解散してゆきます。
あえなく2尾目キャッチの野望も潰え、2度目の帰着となりました。
うーん、いるのに食わない。
難しい!
次回の反省だな。
沖上がり後、同行者の無事も確認し、今後のリベンジを誓い解散となりました。
さて、ブリと呼ぶには多少小さいかもしれませんが、我が家の慎ましいキッチンでは
持て余すサイズに恵まれました。
はみ出た尻尾が周囲を濡らします...
再度になりますが、近しいサイズの為、我が家のちょんちょこりんモンスターと比較してみました。(笑)
苦労して捌いた結果、脂の乗りはイマイチでしたが大量の食材へと産まれ変わり、ここから連日食卓に登場する事となりました。
DAY1
まずは、定番のお刺身。
切り方が残念なのは言わないお約束です…
当日だとまだ歯ごたえが強く、これから寝かして変化を見てゆく事とします。
そして、某釣り動画で見てからやってみたかった、
ブリしゃぶ。
骨周りやカマ部分は焼きで。
そして、我が家のちょんちょこモンスターの為の離乳食も作りました。
加熱後、すり鉢にてミンチ状にして冷凍します。
翌日の仕込みとして、唐揚げの準備。
味付けは楽をしました。(笑)
DAY2
刺身の状態を確認します。
(盛り付けが前日より更に雑なのは言わないお約束として)
お、歯ごたえが和らぎ旨味が出てきた様な!
前日仕込んだ唐揚げ。
鶏と2種用意しました。
温度管理が難しく、ちょっと焦げてますね...
しかし、非常に美味しい、これは明日もやろう。
DAY3
前日同様に刺身、唐揚げ。
3日寝かせるのは勇気がいりましたが、刺身は非常に美味しくなりました。
そして思いつきで、
ブリのユッケを作りました。
これ、旨過ぎ。
次回リピート確定ですね。
流石に連日で少々飽きましたが、まだまだシーズンは続きます。
欲は言いません。
次回はもう少し大きくて脂の乗っている物を釣りたいです。(笑)
無事、青物シーズンスタートを切れましたが、もうすぐ夏枯れですね。
日中の時間帯は、個体数が少なくともジグのプレッシャーが少ない所を選んだ方が良い気がしてきました。