ご覧頂きありがとうございます、t@nk!です。
さて、前回更新の通り、今年もサクラマス船釣りライセンスを取得しました。
例年3月はまだ冬型の気圧配置が残っている日が多く、波風の状況と釣行スケジュールが合わず、実は過去に3月中にボート釣行出来た事はありませんでした。
1.2馬力は多少の無理も命懸けになってしまいますしね。
4月以降の波風が落ち着いた時期に、無申請にも関わらずオフショアでサクラマスが釣れてしまった場合、厳しい?罰則がある様なので、事故的に釣れた時の保険として、(若干の野望と共に)申請していたというのが過去の実情です。
しかし!
今年の遊漁船釣果やポイント、動画サイトなどでのジギング釣行の視聴等、可能な限り準備をしておりましたところ、なんと気象条件とスケジュールがぴったり合致する日がついに現れました!
いよいよサクラマスをターゲットとした、今期初のボートジギング釣行に行ってきましたのでご報告致しますね。
想定する出艇ポイントと釣果実績、やりたい釣り等々を多角的に検証の結果、
結局『積丹付近を順になぞって出せる所で出そう』
というお粗末なプランに落ち着き、AM4:00頃自宅を出発しました。
釣行頻度が少なく、感覚的に『AM6:00前につけばよいだろう』と寝ぼけた事を考えながら、AM5:00過ぎには明るくなってくる事に若干焦り、まず到着したポイントは神恵内。
既に明るい河口ポイントには、なんとルアーマンでびっしりです…(汗)
しかも風が予報より強く、この時点でボート意欲が低下します。
うーん、先にショアからちょっと射ってみようかしら。
河口付近を諦め、神恵内から北上しながら、まずは大森海岸でショアから投げてみる事にします。
雰囲気は非常に良い。
しかも誰もいない。
これで釣れたら帰っても良いな。
ここは根が荒そうです。
サクラ用に揃えた私的1軍ルアーがストックされたルアーケースから、まずはima Hound 140F Fangを結びます。
異常なし。
何キャストかしながら広範囲を探っていると、沖には続々と遊漁船が集まってきました。
せっかく購入したima foxtailを根掛かりしたことで移動を決意します。
AM7:30、北上し珊内漁港付近に到着です。
おー、こちらもルアーマンがいっぱい。
そして、沖には遊漁船がいっぱい。
珊内河口では朝イチの時間帯を終え休憩している人が多数いるので、出艇できる状況かを確認していると、神恵内方面よりも波打ち際の波が高い事に気が付きます。
ボートには微妙な高さですね...
一旦移動し、再度北上します。
川白方面に到着です。
遊漁船団が物凄いです。
昨年もここ周辺の釣果が抜きん出ていたと記憶していますが、今年も好調の様です。
ただ出艇できるポイントが無いのですよねぇ…
頭の中で色々とあーでもない、こーでもないと考え、行ったり来たりの移動を繰り返し(もう一回神恵内まで戻りました)、結局最終的に向かった先は今回の候補地の最北端、神威岬方面でした。
お隣のサルワン沖での釣果実績も高く、地形的に風もかわしてるだろうと見込んで移動し、到着はAM9:00を過ぎた頃でした。
余談ですが、オフショアポイントでよく聞くサルワンですが、今までサル湾だと思っていました。
地名が『サルワン』なのですねぇ。
不勉強でした。
着いてみると、岬先端に船団が出来ているではありませんか!
急いで準備しますが、なんせ今回は今期初出艇。
長く保管していたボートの状態確認を入念に行います。
そして、今回一つアイテムを導入しました。
私のボートはローイング(手漕ぎ)ボード+モーターマウントである為、ボートを転がすドーリー(車輪)が取付けられません。
メーカー純正だと、キールに取付ける、応急処置っぽいタイヤ径の小さい物しか無く、鋪装された道以外厳しいという代物です。
そこで、某アウトドアアイテムのお店で見つけた『大きな車輪の荷物用キャリー』を装着。
安定性が心配でしたが、意外に大丈夫?
よし、準備も万全。
いざポイントへ!
過去に何度か書きましたが、久し振りの1.2馬力は楽しくも遅いですねぇ。
向かっている間も船団の位置が細かく移動しております。
なんとかAM10:00を回った頃、遊漁船に交じってオフショア釣行開始です。
相変わらずの激安魚探を投入し見てみると、水深約40m。
反応も色々なレンジで出ています。
最近の傾向として、時間帯によりですが概ね10m~30mのレンジでサクラは釣れている様です。
但し、皆さんベイトロッドでのスローピッチ、カウンター付リールを使用との事で、要は底を取らずに狙ったレンジのみをスローに誘う事で釣果が上がっている様です。
私のスピニング+マーカー付きラインでそのレンジをピンポイントに攻略できるか非常に不安です。
しかもスローピッチよくわかっていませんし。
まずはNaMaRa Jig 100gのグリーンゴールドを投入。
慣れで底まで着底させるとすぐにホッケが掛かりました。
その後何度かこのパターンを試しましたが、正直ホッケは釣ろうと思えばいくらでもいけそうです。
中間レンジで慣れない釣りをする事30分。
スローに誘っている周囲の遊漁船も暇そうです。
ちょっと誘い方を変えて、不規則な遅めのワンピッチで誘いフォールさせたところ、ホッケらしくないレンジでのアタリと引きが!
寄せてみると手探りながらサクラマス第1尾目をゲットです!
35cm位の所謂海ヤマメサイズですが...
うーん、どうやって釣ったのだろう。
釣ったというか釣れてたというか。
同じレンジでなんとなく同様に誘っていると再度アタリがあり、無事キャッチしてのは若干のサイズアップしたサクラでした。
これは(サイズは別として)好調なのでは。
そこからアタリが遠のいた為、ルアーをサイズダウンしてみようと目論見、お馴染みima foxtail 40gを投入し、底付近で物凄い重量感を得ます。
引かないけど重い…
カジカ?かと思いきや、なんと60cmほどのマダラ!
あらら…このジグ、どこまで万能なんでしょう。
今年、foxtailチャレンジでもやってみようかしら。
こういうイレギュラーなことが出来るのも個人的なボートの強みですね。(笑)
(釣れませんでしたが、ワームでも狙ってみました。)
気が付けば流されて船団よりはぐれていた為、小移動し再開します。
またまた間違えて、底まで落としたジグに食いついてきたのは、40cm超えの黒ソイでした。
引きが強く、途中までサクラだと思っていましたが。(笑)
ジグのカラーやウェイトを変えながら、再度グリーンゴールドを投入。
久し振りのアタリは、その瞬間にサクラだとわかりました。
よし、サイズアップ!
再度アタリが遠のき、帰宅時間の関係で最後のポイントにてトライします。
午後便の新しい遊漁船も近くに到着し、船長のアナウンスがスピーカーより聞こえました。
『サカナまで14mね~!』
そうか、14mなのか。
私の激安魚探は、先ほどからずーっとピーピーと反応しておりますが、濃すぎるホッケの群れだと思っていました。
実績のあるNaMaRa Jigからチェンジし、よりベイトライクなメジャークラフト ジグパラバーチカル イカナゴシリーズ90gを結びます。
指定レンジの少し下まで落とし、早目で細かいワンピッチ、というかトゥイッチで巻き上げます。
この人、もうスローで釣る気は無いですね。(笑)
何かジグにじゃれつく様な違和感があり、即フォールさせるとラインの放出がピタリと止まりました。
ベールを倒し、探る様にスイープフッキングするとドスッ!と乗りました!
これは今までよりいいサイズっぽい!
ドラグも程々に、無事上がってきたのは約55cmのサクラマスでした。
漸くまともなサイズにありつけた事で、ここで納竿としました。
※その他、ホッケ20匹+リリース(アブラコ、ギスカジカなどなど)
いやー、今まで払うだけだったライセンス料がやっと報われました。
どうやら今年は気温の上昇も早く、波風も比較的安定している様です。
今回のポイントは、陸路では入釣出来ない神威岬の先端周辺の沖ではありますが、距離的には『陸地にはほど近い』状況と言えるかもしれません。
岸寄りが進むと岬基部にも流れてくるでしょうし、もしかするとショア釣果も思いのほか近いかもしれないですね。
ショアシーズンも各地で徐々に始まってますが、もう少しオフショアに没頭したいところですね。