先日のカレイは美味しく刺身と煮付けで頂きました。
アニサキスが体内に同居している疑いのあるt@nk!です。(汗)
さて、今回はソロ釣行です。
諸事情により朝イチのタイミングは入釣できない為、時合が過ぎたころにボートでのんびりかしら等とぼんやり考え、車を一路積丹へ走らせます。
平成のサクラ締めは限りなく難しくなりましたが、逆に気持ちは楽です。(笑)
小樽方面から積丹方面へ5号線を下道で進み、いくつかのトンネルを超えますと余市のサーフ(フゴッペ河口)に出ますが、私はここで波を一度確認します。
余市の湾内なので、波は落ち着いている事が多いのですが、ここで波打ち際や少し沖の状況を見ておけば東積丹の海況の目安になると考えております。
つまりここで多少なりとも荒れている様なら、この先進んでも良い事はあんまりないよ、というお告げポイントと言えましょう。
トンネルを抜けサーフに出ます。
最近はここもポイントとして釣果が聞かれるけど、アングラーはいるだろうか。
あれ、海が荒れてる…?
波打ち際がぎりぎり打ちつける位の強さで、沖の方にも白波が少し出ている海況。
うーん、判断に困る…。
予報が変わったのかと思いスマホで某予報サイトを再確認、ページ更新しても海況は穏やかです。
とりあえずここまで来ちゃったし、古平あたりでもう一度確認する事にしよう。
あんまり急いでも状況は変わらない時刻だし、まずは朝ごはんだな。
そのまま国道を進んだ右手のラーメン屋さんで一杯頂き、また移動開始です。
健康診断に備えて、そろそろアブラ多めはやめなければ。
さて10:00頃に古平に到着し海況確認です。
荒れてますね。
うん、ボートは無理だな。
GPVめ、大嘘をつきおって。
現在時刻も中途半端ですし、本日も帰着時間に限りがある為、行けるポイントも限られます。
これは前回パターンでは。
途中のホームセンター的なところに寄り、熟考の末、小さなイソメパックを購入、車内で即塩漬けにし、向かうは幌武意漁港です。(笑)
安全運転しつつ、途中のポイントを見つつ一路幌武意へ。
美国も荒れてますね。ボート出したら死ぬな…。
行く先が決まれば気持ちも作戦立案に切り替わります。
土曜日だしまだ混んでるかもしれません。
まずは駐車場の台数で、どこに入るか・何が出来るかがわかる事でしょう。
うねうね道を辿り、無事幌武意漁港への到着は11:00頃でした。
駐車台数は少数、これは比較的キャストを広く探れそうだ。
先日の的外れな釣りと同ポイント、内防波堤の中間部を目指します。
防波堤に上り、テトラポットを注意深く降りてゆくと、先の車の所有者が既にキャストしているかと思いましたが、全くアングラーがいません。
あら、予想外。
車は先端部の餌釣り師さんのであったか。
外防波堤・内防波堤共に先端部は投げ釣り師でしょうか、賑わっております。
メジャーなポイントであればあるほど人が集まり、お魚側からみたら朝イチのプレッシャーは相当だと思います。
次から次へと小魚の様な何かが降ってきて、泳ぎ去ってゆくのですから。
そうなれば次第にスレてくるでしょうし、釣り場を休ませる事は大事な要素だと思うわけです。
こと幌武意となれば、実際の釣果以上に人が来るでしょうし、今の時刻が朝のラッシュの後からどの程度経過しているのかは大事かもしれません。
現時刻から考えると1~2時間は空いているのかな?
これはもしかしたら釣れちゃうんじゃないか?
また素人にありがちな思いに至ります。
まずは真面目にミノーをキャスト!
人がいない釣り場には往々にして理由があります。
すっごいゴミだ(汗)
フローティングミノーにトレブルフックの組み合わせは、実に効率よくゴミを集める事ができます。(笑)
うーん、釣りにならん。
何回かキャストを繰り返し、とれたゴミは海に戻さずテトラの上の溜めていると、そのうちあまりゴミが引っかからなくなってきたような気がします。
海をきれいにしたかわりに、多少疲労が。(汗)
よし、休憩がてら漢の投げ釣りだなこれは。
いそいそと準備しキャスト!
ドボーン!と着水。
塩イソメだからちぎれないと思ったら、漬ける時間が短かったのか派手に空中で飛び散ります。ショック!
付け直して次は近場にショートキャスト。
先日みたいにすぐに釣れちゃうなきっと。
しかし、うねりによるロッドティップのゆらゆらとしたお辞儀はありますが、待てども待てどもアタリはありません。
どうなってるんだ、投げで釣れないとボウズになっちゃう。(なにしに来たのか)
少しずつさびくとモゾモゾとしたアタリが。
よしきた!とフッキングするとすっぽ抜け、早すぎました…。ショック!
もう一度投げ込み、カレイの住処へ送り込みます。
アタリを待って、咥え込んだなと思ったタイミングで控えめなフッキング。
よし、のった。
慌てず定速で巻き取ります。無事煮つけサイズをゲット!
もう刺身にはしないぞ。(笑)
針からお魚を外す為にしゃがんでいると、背中と防寒パンツの隙間から背中が出ており、うねりの飛沫がかかっておパンツの中がびしょびしょに…。
何度かキャストを繰り返し、キャッチとリリースを数度繰り返した頃、ゴミがほぼ付かなくなってきました。
先日同様に15:30頃には出発しなければなので、そろそろ真面目にルアーを射つとしましょう。
ルアーを結び何キャストかすると、沖の方で跳ねが!
何やら海況も良い感じですが、その後もやはり簡単にはアタリがあるものではなく、黙々とキャストを繰り返します。
雰囲気とは裏腹にタイムリミットが迫ってきました。
というか、夕マズメ狙いならアングラーさんは15:30頃に来るのでしょうねきっと。(笑)
気が付けばタイムリミットまであと10~15分前。
気合いを入れる為、スマホで音楽を再生する事にします。
曲目はそうですね、気合いといえば『X JAPANのDAHLIA』だなやっぱり。
(年齢がばれますね。)
誰もいないテトラポットに響き渡るギターリフ!
と思ったら遠くに誰かいた!(笑)
まぁ防水ケースに入れたスマホの音量では聴こえまい。
ちょうどこの7:57の名曲が終わる頃には、この釣り場を後にする頃だろう。
そしてその時には、手にお魚を持っているはずだ!(カレイではないやつ)
曲がギターソロに差し掛かったその時、トゥイッチを入れたロッドに明確なアタリを感じます。
きた!
重さはさほどでもなさそうですが、ぐんぐんと引き込むようなアタリはアブラコとは違う!と思う!
(以前ここで壮絶なファイトを繰り広げた結果、50UPの野太いアブラコだった事があります。)
慎重に寄せながらファイトを楽しみ、ふと「この間のアメマスも日中でよく釣れてくれたなぁ」等と考えていると、姿が見えてきました。
ギラッと輝く魚体
の代わりに見えた水玉が。
サイズの割によく引くアメマス(推定40cm程度)を無事キャッチし、「まぁマスはマスか」と妙に納得し、平成最後の釣行に納竿を決意しました。
タモの中で絡んだルアーを外している間、ランダムで再生されたナンバーはHIDEの『Fish Scratch Fever』でした。
うーん、奇跡。(笑)
さてさて、5月は早々に同行者を伴っての釣行予定です。
令和の釣りはどうなることでしょう。